肺扁平上皮がんの特徴

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肺扁平上皮がん特徴について、解説致します!

肺がんの種類のうち、扁平上皮がんは腺がんに次いで発症頻度が高いがんとして知られています。

ここでは、扁平上皮がんの特徴や症状についてご紹介していきたいと思います(^^)

扁平上皮がんの発症率

扁平上皮がんは、肺がんの中で腺がんに次いで発症頻度が高く、喫煙と深い関連性が指摘されているがんです。

扁平上皮がんの発生率を男女別にみてみると、男性の肺がんに占める割合は約40%、女性の場合は約15%という研究結果があり、全体では約30%程度を扁平上皮がんが占めています。

扁平上皮がんの特徴

扁平上皮がんの大きな特徴は、なんといっても「喫煙と深い関わりがある」という点にあります。

扁平上皮がんは圧倒的に男性、その中でも喫煙者の方が発症する割合が高く、60代から70代後半が発症のピークであるという、他のがんにはあまり見られない特徴を持つがんです。

また、扁平上皮がんは肺門型(中心型)肺がんとして発生することが多く、肺の中心にある太い気管支に出来る場合がほとんどです。

さらに、発生した後はその部分で発育するという性質があり、他の肺がんに比べるとリンパ節転移や遠隔転移を起こしづらい肺がんでもあります。

そのため、早期発見できれば外科手術で完全に切除できる可能性が高く、術後の経過も比較的良好な場合が多いとも言われています。

扁平上皮がんの症状

扁平上皮がんも他の肺がん同様、初期症状があまりでないがんです。

長期間の空咳や微熱、胸の痛み、痰(血痰)などがみられる場合もありますが、風邪などの症状とよく似ているため、見逃しやすいものとなっています。

しかし、扁平上皮がんは肺の中心部の気管支にできる肺門型がんのため、ある程度進行すると酷い咳や血痰といった症状が現れるようになります。

さらにがんが進行した場合は、息切れや喘鳴(ぜいめい)などがみられるようになり、がんが拡がり胸壁や胸膜にまで浸潤した場合には、強い胸の痛みや呼吸困難が起きるというケースもあります。

また、さらに扁平上皮がんの進行が進み、神経が侵された場合には腕や肩に激痛を感じたり、上肢や顔面に浮腫(むくみ)がみられることも少なくありません。

扁平上皮がんは、他の種類の肺がんに比べると転移のスピードが遅く、早期発見が出来れば外科手術によって治癒することが出来る可能性が高いがんです。

喫煙と深い関係があるがんでもありますので、喫煙の習慣がある方は、万が一の際に早期発見・早期治療が出来るように、定期的にがん検診を受診されることをおすすめします。

肺扁平上皮がんの治療

肺扁平上皮がんは、肺の中枢の気管支に発生する肺門型の肺がんの発症率が高いため、早期には検査で発見されにくいという難点があります。

そのため、発見された時にはがんが進行してステージV期やステージW期になっているということが少なくありません。

肺扁平上皮がんは、非小細胞肺がんのひとつですので、放射線療法や薬物療法が効きにくいというという特徴があります。

ですから、もし肺扁平上皮がんが早期(ステージT期もしくはステージU期)に発見できた場合は、外科手術による治療を選択します。

しかし、ステージV期になると、化学療法(抗がん剤治療)や放射線療法、ステージW期になると薬物療法が行われることになります。

また、早期の肺扁平上皮がんで外科手術を行なった場合でも、補助治療として抗がん剤を使った化学療法が行われることもあります。

肺扁平上皮がんの外科手術

肺扁平上皮がんの外科手術では、がんをすべて取り除きますが、がん病巣のみだけでなく病巣のある肺葉や周囲のリンパ節なども一緒に除去します。

肺の切除範囲は、がんの進行具合や広がりをみて決めますが、大きく4つの切除方法があります。

楔状(くさびじょう)切除

がんのある部分を含めて、がんよりも1〜2cm多めに肺をくさび形に取り除く方法を楔状切除といいます。

肺葉(はいよう)切除

肺は右が3つ、左が2つの肺葉に分かれていますが、がんのある部分の肺葉を取り除くのが肺葉切除です。

区域切除

がんのある部分を含めて区域を取り除く手術になります。楔状切除よりも広い範囲を切り取ります。

一側肺全摘

がんができた側の肺をすべて取り除く手術です。片肺全摘ともいいます。

肺扁平上皮がん(非小細胞肺がん)の薬物療法

肺扁平上皮がんの薬物療法には、抗がん剤を用いた化学療法と、分子標的薬を用いた分子標的治療とがあります。

これまでは、がんの薬物療法としては、抗がん剤を用いた化学療法が広く行われてきましたが、抗がん剤はがん細胞のみならず、正常細胞にもダメージを与えるため、激しい副作用を伴うというデメリットがありました。

分子標的薬は、がん細胞のみに狙いを定めて、がん細胞だけが持つ生存・増殖に関与する分子の働きを阻害する目的で開発されたものです。

ですから、従来の抗がん剤に比べて正常細胞へ与える影響は少なく、抗がん剤治療に伴うような副作用はないのですが、稀に分子標的薬特有の副作用が生じることがあるので注意は必要です。

肺扁平上皮がんの化学療法では、シスプラチンカルボプラチンなどのプラチナ製剤と、ペメトレキセドパクリタキセルドセタキセルなどの第3世代抗がん剤との併用療法が標準化学療法とされています。

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