肺がんと血痰

肺がんのガイド

肺がん血痰について、解説致します!

 肺がんは初期症状が大変分かりづらいため、早期発見が困難ながんの一つとされています。

それに加えて転移をしやすいという特徴を持つため、発見した時には進行していたというケースも決して少なくありません。

そんな難しいがんである肺がんを、比較的早い段階で発見するきっかけとなることが多いのが、「血痰」です。

血痰はその名の通り、排出した痰に血が混じるという症状です。

痰に血が混じるというと、なんだか怖いイメージを持ってしまいがちですが、早期肺がんの血痰は、真っ赤な血に染まったものと言うよりも、痰にうっすらと血が混じるといった程度のものです。

ここでは、肺がんの早期発見のために大変重要な血痰についてご説明していきたいと思います(^^)

肺がんで出る血痰の特徴

 血痰とは、気管や気管支、咽頭や肺からの出血が痰に混じってできるものです。

血痰ができる原因は「肺や気管支の血管からの出血」「気管支などの粘膜の炎症による出血」と言われていますが、中には鼻血や鼻腔からの出血がのどに落ちて、血痰の原因となる場合もあります。

肺がんの初期症状として起きる血痰は、気管支や肺、気道からの出血が痰に混じって起こるものです。

また、初期段階で出る血痰は血の固まりといったものではなく、痰の中に糸のように血が混じるといった程度のものですので、見逃さないよう心がけましょう。

血痰が出る肺がんの特徴

肺野型・肺門型 血痰が出る肺がんは、肺門部にがんができているケースが多いとされています。

肺門部にできる肺がんは、その発生原因に喫煙が深くかかわると言われていますので、喫煙者の方は日頃から痰を観察し、ほんのわずかにでも血が混じっていた場合には、念のため検診を受けることをおすすめします。

とはいえ、血痰は、早期の肺がんを見つけるための重要なサインとなりますが、肺がん特有の症状ではありません。

他にも血痰が出やすい病気には、

  • 肺炎
  • 気管支炎
  • 気管支拡張症
  • 肺結核
  • 肺血栓
  • 肺梗塞

といったものがあり、血痰が出る場合は、9割近く気管支炎や気管支拡張症だと診断されるという統計が出ています。

「血痰が出る=肺がんの疑いが高い」という訳ではありませんので、血痰が出た場合は焦らず落ち着いて、自分の身体の症状を観察するようにして下さいね。

早期の肺がんと血痰

 血痰は肺がん特有の症状ではありませんが、初期症状として出やすいものであることには間違いありません。

国立がんセンターの調べによると、早期肺がん患者にみられた初期症状は、

  • 咳 85.7%
  • 血痰 57.1%
  • 咳と血痰両方同時 92.9%

となっています。

これらの数値をみても、血痰が肺がんの早期発見に大変重要な要因であることは明白です。

喫煙の習慣を持つ方はもちろん、健康に自信がある方や喫煙の経験がない方も、肺がんの早期発見のために、日頃から痰の観察をしてみることが大切です!

血痰の原因の多くを占める気管支炎と気管支拡張症

肺がんの自覚症状のひとつに血痰がありますが、「血痰が出る=肺がんの疑いが高い」ということではありません。

先ほども述べましたように、血痰がみられる9割近くは「気管支炎」や「気管支拡張症」という統計が出ています。

気管支炎と気管支拡張症について、それぞれの特徴についてまとめましたので、病気の大まかな自己診断の参考にしてみてください。

気管支炎

気管支炎は、気管支に炎症が起こり、咳や痰などの症状を引き起こす病気を総称して呼びます。

<原因>

原因のほとんどはウイルスです。ライノウイルスやアデノウイルス、インフルエンザウイルス、パラインフルエンザなどのウイルスが原因となります。

また、ウイルス以外では、マイコプラズマや百日咳菌、クラミジアなどが原因となることがあります。

<症状>

症状としては、咳と膿性の痰、発熱がみられます。肺炎の症状と似ていますが、胸部X線検査で違いを認めることが可能です。

<検査と診断>

胸部のX線検査や血液検査、また、原因となっているウイルスや菌などをみつけるために、痰を採取して顕微鏡で原因菌を見つける塗抹(とまつ)検査や、痰の中の菌を培養で増やして菌の種類を確認する培養検査が行われることがあります。

<治療方法>

気管支炎の治療は対症療法が主となります。症状に応じて鎮咳薬や去痰薬、消炎薬などを処方しますが、もしインフルエンザウイルスが原因と診断された場合はタミフルなどが処方されることもあります。

マイコプラズマやクラミジアが原因という場合は、マクロライド系やニューロキノロン系の抗菌薬を処方するほか、百日咳菌が原因の場合も、マクロライド系の抗菌薬を処方します。

気管支拡張症

気管支拡張症は、気管支が広がって元に戻らない病気です。男性よりも女性に多くみられます。

<原因>

気管支拡張症の原因はさまざまで、感染症や免疫異常、先天性、また気道閉塞(へいそく)などが挙げられます。

<症状>

症状としては、慢性の咳と呼吸困難、膿性の痰などがみられます。また、血痰や38℃以上の発熱、体重減少、脱力感などの症状がみられることもあります。

<検査と診断>

胸部のX線検査で分かることもありますが、X線検査では異常がみられないこともあります。現在、有用とされているのが胸部のCT検査です。

<治療方法>

痰の喀出(かくしゅつ:痰を吐き出すこと)を促すために去痰薬の投与や吸入療法、体位変換による排痰促進、また排痰を介助する器具などを用います。

症状を軽減したり炎症を抑えたりするためにマクロライド系の抗菌薬を投与することもあります。

血痰がある場合には止血剤を使用しますが、喀血の症状がひどい場合は気管支動脈塞栓術(そくせんじゅつ:血管を防ぐための手術)や他の外科治療を行うことがあります。

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