肺がん特有の咳(せき)症状

肺がんの症状

 肺がんの初期段階から見られる症状には「咳、痰、胸の痛み、発熱」といったものがありますが、早期の肺がんの場合はそれぞれの症状の程度が軽く、総合的にみると風邪の症状と取り違える可能性が高いものとなっています。

そのため、肺がんの初期サインを見逃してしまうというケースが少なくなく、早期発見・早期治療のチャンスを逃してしまう場合も多くなっています。

ここでは、肺がんの早期発見の確率を上げる重要な要素となる、肺がんの「」の特徴についてご紹介していきたいと思います(^^)

肺がん特有の咳(せき)症状

 早期の肺がんで出る症状として、最も多いのが「乾いた空咳」です。

この咳は軽い風邪の時に出る咳と非常に似ており、区別がつきにくいという特徴を持っています。

ただし、肺がんの症状としてでる咳は、風邪の咳と異なり継続して長期間で続けるという性質があります。

風邪の場合は安静にしていれば自然に治るため数日〜数週間で咳が止まりますが、肺がんは適切な治療を受けない限り悪化していく一方です。そのため「放っておくとずっと咳が続く」ということになるのです。

一つの目安として、一ヶ月以上空咳が続くといった場合は、肺がんの検診を受けてみられることをおすすめします。

咳が長期間続く=肺がん?

 風邪でもないのに一ヶ月以上咳が続くといった症状がみられた場合、すぐに「肺がんでは!?」と焦る方がいらっしゃいます。

しかし、空咳が長く続く病気は肺がん以外にも存在しますので、まずは落ち着いて自分の身体の状態をチェックしましょう。

例えば、気管支炎や咳喘息、結核や百日咳でも長期間咳が続きます。

特に、咳喘息の場合は一般的な喘息と異なり、ヒューヒューといった音を出す喘鳴も見られませんので、大変に紛らわしい病気であると言えます。

そのため、長期間空咳が続いて肺がんを疑った場合には、 「喘息のようなヒューヒュー音がしない咳が続くなんて、肺がんかも!?」なんて早とちりはせず、痰の量が増えていないか、痰に血液が混じることはないかといったことをチェックして、自分の現状を把握することが大切です!

下手に肺がんだと決めつけてかかると、「確定診断を受けるのが怖い」「肺がんだと分かったら立ち直れない」といった意識が働き、検診を受ける気持ちが不安に負けてしまう可能性が出てくる恐れがあります。

そうなってしまうと、せっかくの肺がんの早期発見のチャンスを棒に振ってしまう危険性も出てきます。

長期間空咳が続いた場合は、他の病気の可能性も念頭に置きながら、まずは専門医に相談をし、検診を受けるよう心がけてみて下さいね。

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肺がんの他に考えられる咳が出る病気

咳が長引くと肺がんが疑われますが、実は咳を発生させる病気にはたくさんの種類があります。

ですから、それぞれの咳がどの病気からきているのかは、咳が出るタイミングや痰の有無などによって診断されます。咳が出る病気には次のようなものがあります。

アトピー性咳嗽(がいそう)

日本における慢性咳嗽(咳が3週間以上続くこと)の三大原因といわれているのは、「咳喘息」と「副鼻腔気管支症候群」、そして「アトピー性咳嗽」です。

アトピー性咳嗽の咳の特徴としては、就寝時や夜中〜早朝にかけて、また起床時などに出やすいという点です。

また、痰が伴わない乾いた咳が出るのも特徴です。呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーといった喘鳴は認められません。アレルギー性鼻炎の人が風邪などを引いて、回復後も咳だけが残ってしまうという場合によくみられます。

咳喘息

咳喘息は、通常の喘息と違って呼吸困難や呼吸時のヒューヒュー、ゼーゼーといった喘鳴は伴いません。

特に就寝時や夜中〜早朝にかけて、また起床時に咳が出るのが特徴で、咳は3週間以上続きます。温度差のある空気を吸い込んだ時にも咳が出ることがあります。

また、風邪やハウスダスト、タバコ、運動、雨天などが要因となることもありますが、原因についてははっきりと分かっていません。痰を伴わない乾いた咳が出ますので、アトピー性咳嗽の症状とよく似ています。

気管支喘息

子どもに発症するイメージが強い気管支喘息ですが、大人になってから発症することもあります。

気管支喘息の特徴は、粘着性の強い痰が出ること、また、ヒューヒュー、ゼーゼーといった喘鳴がみられ、呼吸困難がみられることです。

咽頭アレルギー

咽頭アレルギーは、アトピー性咳嗽と同様に長引く咳が特徴ですが、それに伴って喉のイガイガやチクチクといった痛みや、喉のかゆみがみられます。また、アトピー性咳嗽と違って痰が出ます。

咽頭アレルギーの悪化原因としては、ハウスダストや花粉、大気汚染などがあると考えられています。

心因性咳嗽(がいそう)

器質的疾患がみられないのに慢性的に咳が出るという場合は、心因性咳嗽のこともあります。ストレスなどが原因によるもので、寝ている時にはほとんど咳が出ることはありません。痰は出ず、乾いた咳が出ます。

肺結核

肺結核の特徴としては、咳とともに発熱が出るということ、また、粘着性のある痰が出るということです。

サルコイドーシス

全身性の疾患で、いろいろな臓器の外側に肉芽腫(にくがしゅ)ができる病気です。肺葉に肉芽腫ができた場合は、肺がダメージを受けますから、炎症したり、また圧迫されることから咳が出やすくなります。

人にうつったりすることはありませんし、遺伝性の病気でもありません。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

気管支に炎症が起きたり、肺胞が炎症で傷ついたりする病気です。慢性の咳が特徴で、粘着性のある痰も出ます。また、呼吸がしにくくなりますから、階段や坂道を上ると息切れをするようになります。

COPDの原因の約90%は喫煙で、患者数が世界的に増加していることから、2020年までには全世界で死亡原因の第3位に入ると考えられています。

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